2023.06.05
お家の階段はオープン階段?ボックス階段?
こんにちは!
ブログ担当の杉村です!
今回は、平屋のお家以外では必ず考える階段についてです。
大きく分けてオープン階段・ボックス階段についてを弊社の事例と共にご紹介したいと思います。
オープン階段
各ステップが下から見える設計になっています。
これは、視覚的に軽やかで、空間を開放的に見せる効果があります。
そのため、小さな空間にはとても有効的な造りになります!
光が通り抜けるため、部屋全体を明るくすることも可能です。
自然光がなかなか入りにくい場所に採用するのも効果的です。
また、オープン階段はインテリアのアクセントとして採用されることも多いです!
オープン階段のデメリットとしては、
各ステップが空洞になる造りのため、小さなお子さま・高齢者のかたには転倒やすり抜けを考えると少し危険かもしれません。
また、その空洞により音が反響しやすい場合もあるため、ボックス階段に比べ音が響きやすくなります。
視覚的にも魅力的なオープン階段の安全性を高める方法として…
- 手すりの設置: 手すりは階段を上り下りする際の安全性を向上させます。両側に手すりがあると特に安心度は高まります。
- 透明なガードまたはバリアの設置: オープン階段の下部に透明なガードまたはバリアを設置 することで、階段の下から落ちるリスクを軽減することができます。ガラスや透明なプラスチックなどを使って、デザインの妨げにならないようにすることもできます
- 適切な照明: 適切な照明は、階段を安全に上り下りするためにとても重要です。階段の各ステップが明るく、はっきりと見えることで、転倒やつまずきのリスクを減らすことができます。
- 反滑止材の使用: ステップに滑り止めのマットやテープを使用することで、滑って転倒する リスクを軽減することができます。
- 正しいステップの深さと高さ: 各ステップの高さと深さが正しいと、転倒のリスクが減少します。一般的に、ステップの高さは約18~20センチメートル、深さは約28センチメートルが適しています。
これらの事を対策することで、オープン階段の安全性をさらに高める事ができます!
【オープン階段事例①】
下段3段のみボックス階段のように蓋をし、それ以降はオープン階段になっている事例です。
手摺、足元まで照らす照明を設置しています。
アイアン手摺・階段下スペースを有効活用することで、広々としたシックな玄関となりました。
【オープン階段事例②】
こちらは2023年7月までの期間限定モデルハウスです。
松尾式床下エアコン・小屋裏エアコンを採用した家のオープン階段です。
木をふんだんに使用し、手摺のブラックでめりはりのある空間となっています。
高気密高断熱の家だからこそ出来る大開口サッシで明るいだけでなく、周りの緑と一体化された階段になっているのが分かります。
ボックス階段
各ステップの下部が他のステップによって覆われているタイプの階段です。
これにより、階段全体が「ボックス」のように見えることからその名がつけられています。
そのため、ボックス階段は小さなお子さま・高齢者の方がいらっしゃるお家でも安全で安定性があります!
また、下部を収納スペースとして利用することができるなどの利便性にも優れています!
デザインはシンプルですが、構造的にも強いのがメリットです。
ボックス階段のデメリットとしては、
視覚的なデメリットが大きいです。
どうしても視覚的に重くなってしまい、スペースを圧迫する感じがあるかもしれません。
特に小さなスペースでは影響が出る可能性があります。
それ以外に、光が階段の下に達しないため、スペースが暗く見える可能性もあります。
また、オープン階段に比べ階段自体がインテリアのアクセントとして利用するのは少し難しくなります。
安全面では抜群ですが、デザインに少し退屈さを感じてしまうボックス階段をさらに利便性・デザイン性を向上させる方法として…
- 収納スペースとして利用: ボックス階段の最大の利点の1つは、階段下のスペースを収納として利用できることです。例えば、引き出しやキャビネットを設置することで、書籍、衣類、おもちゃなどを収納することができます。意外と場所を取る子どものおもちゃ・掃除道具を収納しておくには最適な場所ですね!
- デザインのアップデート: ボックス階段はデザインがシンプルなので、新たなペイント、カーペット、ライトなどで雰囲気を変えることができます。また、手すりやバラスターを交換することで、より洗練されたまたはモダンな外観を作り出すことも可能です。
- 照明の追加: 適切な照明を設置することで、階段の安全性を向上させるとともに、スペース全体の雰囲気を改善することができます。例えば、各ステップに小さなライトを取り付けたり、壁に間接照明を設置したりすることができます!照明一つ変えるだけで雰囲気がガラッと変わるので、いろいろな照明で変化する空間を楽しむのも良いですね
- 反滑止材の追加: 階段が滑りやすい材質でできている場合、滑り止めのマットやテープを使用することで安全性を向上させることができます。
【ボックス階段事例①】
こちらのお家は、松尾式床下エアコン・小屋裏エアコンのお家です。
ボックス階段の下は収納と床下エアコンのエアコン置き場となっています。
高気密高断熱の家ならではの大開口サッシを取り入れる事で、明るく窓からの景色も楽しめます。
階段下を収納スペースで活用するだけでなく、飽きの来ない階段デザインとなりました!
【ボックス階段事例②】
階段途中に設けた窓によって、ご夫婦のご希望であった視線一杯に広がる緑と心地の良い風が実現。
素材にこだわり麻のカーペットを使ったり、ご夫婦お2人のお気に入りの家具や小物を置くことで、オリジナリティ溢れるボックス階段となっています!
以上が、オープン階段・ボックス階段それぞれの特性になります!
選択する階段タイプは、使用目的・設計スタイル・ご家族に合った安全性の要素により変わってくると思います。
是非、事例とともに少しでも参考にして頂けたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!