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2025.03.10

【写真でみる】シロアリの蟻道

こんにちは!

ブログ担当の杉村です。

こちらのブログでは、弊社の施工事例を基に私の感じた事や情報、日々の取り組みについてご紹介していきたいと思います。

 

今回は、【シロアリの蟻道】をリノベーション過程事例と共にご紹介できたらと思います!


 

シロアリの蟻道発見!

現在弊社では、横須賀市田浦にある築37年 中古物件をフルリノベーションしており解体時にシロアリの蟻道を発見。

室内側からは見えない場所もあり、リノベーションするからこそ見つけた蟻道…

今回は、シロアリの蟻道を写真と共にご紹介できたらと思います!

シロアリとは?

シロアリは名前の通り、白いアリで光や空気の流れが苦手です。

また、地上に出るとシロアリの天敵であるクロアリやクモなどのシロアリを捕食する虫が沢山いるため、地上に出て移動していることはまずありません。

 

どこを通って家の中に入ってくるのか?

よく見かけるアリは、アリの行列を作ったり・羽を使って家の中に侵入してきますよね。

ですが、シロアリは床下の暗い場所から建物の木材を目指して移動します。

その時、天敵や苦手な日光から身を守るためにトンネル道を作って地表や柱などの木材へ移動します。

そのトンネル道が、「蟻道」と呼ばれるものになります。

 

シロアリにとって、蟻道を使わない地上は危険の多すぎる未知の世界なんでしょうね…

 


 

今回は、リノベーションをする際の解体時に蟻道をみつけることが出来ましたが、

地上にも出てこず・床下からスタートしているため発生と同時に見つけるのはなかなか難しいですよね。

ですが、逆に蟻道さえ見つけてしまえば食い止めることも可能ですので、もし蟻道を見つけた場合はすぐに対処をすることが必要です!

 

また、蟻道を見つけてもその道を崩してしまうとさらに別の場所に移動して被害が広がってしまいますので、蟻道を見つけた際はひとまずはそのままにしておくことをオススメします。

 

蟻道をつくられやすい場所は?

家の中で蟻道を作られやすい場所と言われているのが、下記の場所です。

・基礎回り

・床下の柱

・床下の配管

・基礎の断熱材

 

〈 基礎回り〉

基礎は地面に接しているため、地中にいるシロアリにとっては好都合の場所となります。

内側の基礎だけでなく、外側基礎に蟻道がつくられる場合もあります。特に日の当たらない場所は注意が必要です。

 

〈 床下の柱 〉

床下に湿気がありジメジメしていると、シロアリの被害になりやすい条件になってしまいます。

同時に、腐朽菌も増殖し木材を腐らせて強度を弱めてしまいます。

 

〈 床下配管 〉

給水管には凍結防止のために、断熱材を被覆した配管が使われます。

そのため、配管と断熱材の間に蟻道を作られてしまうケースは多くあります。

 

〈 基礎の断熱材 〉

高気密・高断熱住宅で活用される基礎断熱は、被害が進行するまではなかなか気づかないという被害場所になります。


 

シロアリ対策

〈 家の周りに、餌となる木材を置かない 〉

シロアリの大好物となる、切り株や木材保管には注意が必要です。

ウッドデッキを設置する際は、防腐効果のある木材をしようすることをオススメします。

 

〈 換気口の前はスッキリ 〉

換気口の前に物を置くと空気の通り道を塞いでしまい湿気発生の原因になるので、換気口の前はスッキリさせ空気を常に送るようにするといいです。

 

〈 雨漏りをした所はすぐに修理をする 〉

シロアリも人間と一緒で水なしでは生きていけません。

雨漏りがあると水を与え続けることになってしまうので、日ごろから雨漏りや水漏れがないかチェックするといいです!

 

〈 家の基礎回りを風通し、日当たりをよくする 〉

などがあります。

対策をしてもシロアリが発生することはもちろんあるため蟻道を見つけた際はシロアリの生態に詳しい、専門の業者さんに依頼することをオススメします。

また、防蟻フォームを使用することでシロアリが防蟻フォームを食べ殺虫効果が発揮できます。

防蟻フォームで防蟻&断熱効果の両方をえることができますので、こちらも参考にして頂けたらと思います。

 


 

シロアリ被害写真

今回のリノベーション物件での被害写真です!

・北側蟻道

隣の家と隣接する北側の2階部分です。

柱の左側にある道が蟻道。

そのまま横移動して被害を受けています。

恐らく、間柱関係も被害受けていると予想されます。

・北側外周部

北側外周部がガッツリと被害を受けています。

梁丸々1本食べられている状態です…

下が浴室になっているので、ここからの湿気が原因になっています。

指で刺している金物をみると漏水跡が残っており、漏水していたのが分かりました。

漏水していたことで、シロアリが好む環境になってしまってたんですね…

・1階浴室

問題となった浴室をみてみます。

浴室周りの土台はかなり広範囲で被害を受けていました。

タイルの目地から水が入ったことで、シロアリが寄ってきたと予想されます。

そのまま土台だけでなく、柱にも蟻道を作って2階に上がっていき梁を食べていたみたいです。

1階から2階を見上げると、見えない梁の部分が食べられてしまっているのがよくわかります!

シロアリの威力にびっくりです!

 


 

今回は、【写真でみる】シロアリの蟻道についてご紹介しました。

シロアリの蟻道を見つけたら、まだ他にもあるかもしれません。

また、シロアリの蟻道かどうか判断できない。

ということもあるかと思います。

今回は、リノベーション時に発見できましたが大事なマイホームをシロアリなどの害虫の被害を少なくするためにも、少しでも参考にして頂けたら幸いです!

 


 

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