鎌倉の山の近くに建つ2階建てのお家に、1階は奥様のご両親・お子さま含めたご家族の住む2階部分が今回のリノベーションのご依頼となりました。今回お子さま含めご家族みんな本がお好きなため、本が中心になるようなお家をご希望でした。そのため、個々の部屋は設けてもご家族が常に顔を合わせることが可能な作りにしました。また、出来るだけ曲線を使いたいというのがご家族のこだわりでした。
キッチンは回遊式に。キッチン横の2.4帖の家事室もアーチ開口としました。また、アクセントクロスを採用したり、冷蔵庫置き場、ゴミ置き場も家事室に設置するようにしデザインも重視したスッキリとしたキッチンになりました。
天井高を下げて、レッドシダーを貼ったことでメリハリのついた空間に。
圧迫感をなくすため、壁ではなく全て本棚としました。ソファは置かず、基本的には床でリラックス出来るようにとのご希望からコルク床としテレビの位置も低めに設定しました。下の会にいらっしゃるご両親にもご迷惑がかからないよう、またお子さまが気にせずに走り回れるように防音性・クッション性の床・防音扉の防音工事も行いました。
ご夫婦の主寝室・お子さまの部屋の中心に設けたライブラリー室。天井まである造作本棚には、約4,000冊の本が収納できるように。それぞれ好きな本を取り、好きな場所で読むことが可能。
子ども部屋2つは、別空間でありながら造作のZ型2段ベッドを設けました。
それぞれ寝るスペースには上下に小窓があり、ライブラリーの小窓から2人が顔を合わせられるように設計しました。
こちらもアーチ開口とし、アーチ開口を抜けるとカウンターのある書斎の付いた約6帖の主寝室。主寝室は約30cmの小上がりスペースを設け、寝るだけでなく座って読書もできるスペースに。